HOME / まつげトラブル / まつげ(まつ毛)美容液のトラブルとは?色素沈着などのトラブル回避方法をご紹介します

まつげ(まつ毛)美容液のトラブルとは?色素沈着などのトラブル回避方法をご紹介します

2020/04/17

フサフサのまつげになりたい!目元が寂しいのは嫌!という人や、最近アイメイクをし過ぎたせいか、まつげが減ってきている気がする、とまつげ美容液に興味を持っている人もいるでしょう。
希望のまつげを作るためには、自まつげが健康であることが大切です。
そのために、まつげ美容液を使うのは良いのですが、使う前に知っておいて欲しいのがデメリットです。
良かれと思ってつけても、トラブルになっては困りますよね。
今回は、まつげ美容液でどんなトラブルが起きているか、またトラブル回避方法についてご紹介します。

まつげ美容液とは

まつげ美容液は、保湿や栄養を与えることで、まつげを生やす土台作りをし、まつげが生える土台を整え、健康なまつげを育てるサポートをしてくれます。
まつげ美容液をつけても、まつげが増えたり伸びたりすることはありません。

まつげにハリやツヤを与える成分が含まれていることもあり、伸びた、と感じることはあるかもしれませんが、そのように見える、というだけです。
あくまで、土台づくり、と考えておくとよいでしょう。

まつげ美容液でのトラブル

shutterstock_1160793388

まつげ美容液で副作用が起こることはあるのでしょうか?

一般に販売されているまつげ美容液は、化粧品として売られています。
医薬品、医薬部外品という言葉を聞いたことがあると思いますが、それらは目的が異なります。

医薬品は、厚生労働省から治療目的として、配合されている有効成分の効果が認められています。
医薬部外品は、厚生労働省が認めた有効成分が配合されていますが、濃度は上限が決まっていて、主な目的は症状の防止や清浄とされています。

ドラッグストアなどで販売されている一般的なまつげ美容液は、化粧品として販売されていますから、まつげにハリを与えること、見た目を美しくする目的となり、作用は緩やかになります。
作用が緩やかになるということは、副作用も緩やかで、強い副作用が出るということは、ほとんどないと思いがちですが、製品を構成している成分に合う合わないというのは、誰にでもあります。
人によって肌がとても弱い場合は、痒みやかぶれなどが起こることが無いとは言い切れないでしょう。

頭髪用の育毛成分を配合し、まつげ美容液として販売しているものがある

「まつげ美容液」と称して、インターネットのショッピングサイトで発売されているものの中に、頭髪用の育毛成分が含まれているものがあります。
このようなものは、化粧品ではなく、医薬部外品や薬用化粧品ですが本来は頭髪用で、まつげのために設計されたものではありません。

医薬部外品の育毛剤成分が入っていれば、効果があるのでは?と思いがちですが、この育毛効果はあくまで頭髪に限られています。
まつげへの育毛効果が認められているものではないため、使用しないようにしましょう。

色素沈着

ネットなどで、まつげ美容液を使用して、目の下が黒ずんだ、などの症状について見掛けることがあります。
いわゆる色素沈着と言われるものですが、この副作用が出やすいものとしては、まつげ貧毛薬の治療薬があります。

グラッシュビスタなど、まつげ発毛剤としてまつげを生やす作用を持つ治療薬は、病院での処方が必要となり、医師の診断の元、使用するものです。

ネットで販売されている「まつげ美容液」の中には、頭髪用の育毛成分を含んだものがあり、それを使用することにより目元への刺激となったり、色素沈着が起こることもありえます。
本人は「まつげ美容液」と思って使っていますが、中身は「頭髪用育毛剤」ですから、信用のおけるものを購入することが大切です。

まつげ美容液のトラブル回避方法

まつげ美容液のトラブルを回避するにはどうすればよいのでしょうか?
ドラッグストアなどで「まつげ美容液」として販売されているものの対処法をご紹介します。

使用量を守る

まつげ美容液のパッケージに使用量の目安が記載されています。
美しいまつげを保ちたい!と大量につけても、その分効果があるわけではありません。
1回の使用量を守って使いましょう。

早めに使い切る

開封したら早めに使い切ることも大切です。
化粧品とはいえ、3年や4年も前のものを使ったら、その保管状態により雑菌が繁殖している可能性もありますから、古いまつげ美容液は使用しないようにしましょう。

清潔な肌に使う

まつげ美容液を塗布するタイミングも大切です。
洗顔後の清潔な状態で使用するようにしましょう。

不潔な状態でつけてしまうと、美容液のチップに雑菌を付けてしまうことも考えられます。
朝晩の洗顔後、など付けるタイミングを決めておくのがおすすめです。

パッチテストをする

使用前にパッチテストをするのもおすすめです。
肌が弱い人は特に行うとよいでしょう。

また、腕などでは反応が起きなくても、目元は皮膚が薄いため反応することもあります。
推奨されている量より少ない量から始めるのもよいでしょう。

症状が出たら皮膚科医や眼科医を受診

まつげ美容液を使用していて、症状が出た時にはすぐに皮膚科や眼科を受診しましょう。
特に、目のかゆみや目やに、充血などが生じたらまつげだけでなく、目に影響が及んでいるということなので、早目の対処が必要です。

まつげ美容液、適切な使用を!

shutterstock_67582240

まつげ美容液のトラブルについてご紹介しました。
化粧品として、ドラッグストアなどで販売されている一般的なまつげ美容液は、目元を保湿し、栄養を与えることで、まつげが生える土台づくりをしてくれます。

パッケージに記載されている通り、適切に使用することで、健康的なまつげを育てるサポートをしてくれるでしょう。

しかし、まつげ美容液と称してインターネットサイトなどで販売されているものの中には、頭髪用の育毛成分が配合されている育毛剤があります。
この育毛成分は頭髪に対して認められているもので、まつげに対しては認められていません。
目元に使うことを前提に設計されていないので、副作用トラブルの原因となることもあります。

もし、まつげに発毛剤を使用したいと考えるのであれば、病院に行き、医師の診断の元、薬を処方してもらうようにしましょう。
まつげ美容液の特徴や、成分などを理解して、トラブルのないよう使用しましょう。