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最近まつげ(まつ毛)がよく抜けるあなた、それはまつげ(まつ毛)貧毛症かも?

2020/03/09

まつげ貧毛症とは?

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「まつげ貧毛症」とは、まつげの本数や長さが不十分な状態を指す言葉です。まつげが少ない・短い・細いなどの自覚がある場合は、まつげ貧毛症である可能性があります。

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どうしてまつげが抜けるの?原因は?

まつげ貧毛症の中には「よくまつげが抜ける」という症状が見られることも。では、なぜまつげが抜けやすくなってしまうのでしょうか?いくつか考えられる原因の中で代表的なものを挙げてみましょう。

まつげメイクによるダメージ

過度なマスカラ、ビューラー、まつげエクステンション、つけまつげなどによって、まつげに刺激や負担を与えている場合があります。

過剰なクレンジング

まつげメイクをきれいに落とそうとするあまり、ごしごしこすったりダブルクレンジングをしたりして、まつげの生え際や目の周りの肌へ負担をかけている場合があります。

皮膚疾患・アレルギー

アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患や各種アレルギーもまつげが抜ける原因となることがあります。疾患やアレルギーによるかゆみで、目をこすってしまうこともまつげにはよくありません。

薬の副作用

服用している薬の種類によっては、頭髪やまつげが抜ける副作用を持っている場合があります。

加齢

個人差はありますが、頭髪と同じくまつげも加齢によって長さ・太さ・本数などが衰えることがあります。

あてはまる項目はありましたか?次に、まつげ貧毛症の治療法についてご紹介します。

改善方法はあるの?

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加齢や薬の副作用などでまつげが抜けてしまうのは、ある程度仕方のないことと言えます。でも、努力次第でまつげの減少をストップさせることができるケースだってあるのです。自分の生活を振り返って、まずは次のような点から見直しを始めてみてはいかがでしょうか?

生活習慣の改善

まつげと生活習慣に何か関係があるの?と不思議に思うかもしれません。しかし、「健康なまつげを作るのは規則正しい生活である」と言っても過言ではないほど、まつげと生活習慣は深く結びついています。

まず大切なのが、食生活。まつげの主成分はケラチンというたんぱく質で、ケラチンの合成には必須アミノ酸が欠かせません。つまり、良質なタンパク質とアミノ酸をきちんと摂取できるバランスの取れた食事をすることが必要なのです。

睡眠もまつげにとっては重要な要素です。十分な睡眠を取ることで細胞の新陳代謝が活性化し、まつげを丈夫にしてくれます(特に、細胞の生まれ変わりが活発な22時~2時の間に眠りについているのが理想的とされています)。逆に、目の周りやまつげに負担がかかるうつぶせ寝や不潔な寝具には注意が必要です。

また、日常生活におけるストレスは自律神経を乱れさせ、毛母細胞の働きを弱めることにつながる場合があるため、できるだけ上手にストレスを発散するようにしましょう。

メイクやクレンジングの見直し

直接まつげに触れるだけに、メイクやクレンジングについてもいろいろな注意点があります。まず、まつげに負担をかける大きな要因であるビューラー。まつげに良くないと分かってはいても、まったく使わないというわけにもいきませんよね。それならば、せめてきれいな状態を保って使うようにしましょう。汚れたままのビューラーはまつげの生え際の粘膜へ雑菌を侵入させ、まつげが抜ける原因を作ってしまいます。ゴム部分の劣化にも要注意。カールがうまくいかないだけでなく、過剰な負担によってまつげが切れたり抜けたりしやすくなってしまいます。

メイクをきちんとオフすることも大切です。メイクが残ったままだと雑菌の繁殖を招いたり化粧水や美容液が浸透しにくくなったりしてしまいます。かと言って、こすったり爪ではがそうとしたりするのもいけません。アイメイクは専用のリムーバーを使ってやさしく丁寧に落とすことを心がけてくださいね

正しいメイクやクレンジングの方法を実践することの他に、目元にホットパックをして血行を促進するのも健やかなまつげのためには効果的です。

まつげ貧毛症の治療を受ける

あまりピンとこない人もいるかもしれませんが、まつげ貧毛症は医療機関で相談することができます。基本的には、さほど大がかりな検査を必要とせず、診察室でまつげの状態を見てもらう程度で治療方針が決まることが多いため、検査について不安がある人も安心です。まつげについての悩みを伝え、専門医の診断を受けましょう。

医療機関で行われる主な治療は4種類。①生活習慣の指導、助言②ケアに関するアドバイス③薬の処方④植毛です。植毛については、発毛できる毛包がない場合に提案されることがあります。いずれにしても、まつげ貧毛症になる原因によって、適切な治療法を医師が判断してくれます。医療機関での治療を受けるメリットは、まつげ貧毛症の原因が特定できることと、それに対する治療法が実施できる点にあります。「原因が分からない」「早期に確実に治療をしたい」と考える人におすすめの方法です。まつげそのものが原因ではない、皮膚疾患や内分泌疾患が原因でまつげ貧毛症が起こっている場合、原因となる病気の治療が優先されることとなります。こうした、一見分かりづらい治療を要する病気への対策ができるきっかけにもつながるため、得られるメリットは大きいでしょう。