マスカラの塗り方(付け方)・コツをつかんで、パンダ目ともおさらば!
2020/03/09
マスカラの種類を知ろう
店頭にズラリと並ぶマスカラ。ついブランドや価格で選んでしまいがちですが、自分に合ったなマスカラを選ぶためには、まずはマスカラの種類を知ることがポイントです。マスカラは、下記のように「メイク後の見た目」「ブラシ」「マスカラ液」によってそれぞれ種類が分かれています。
メイク後の見た目による分類(性能)
マスカラは塗布した後にどう変わるかによって、「ボリュームタイプ」「ロングタイプ」「カールタイプ」に分かれています。まずは、なりたいまつげをイメージしながらチェックしましょう。
ボリュームタイプ
まつげ1本1本を太く濃くするタイプで、マスカラの中ではもっとも目を大きく見せることが可能です。目ヂカラを強調したい、バッチリメイクをしたい人におすすめです。
ロングタイプ
まつげを長くすることに特化したタイプ。2~4mm程度自まつげを伸ばせて見せることができる商品もあり、まるでエクステンションを施したような目元を実現できます。まつげの長さを強調してセクシーな印象にしたい人におすすめです。
カールタイプ
まつげをリフトアップしてキープするタイプ。ぱっちり愛らしい目元にすることが可能です。キュートなドーリーメイクをしたい人におすすめです。
ブラシによる分類
マスカラのブラシには、「ワイヤーブラシ」「ゴムブラシ」「コーム」「コイル」「電動ブラシ」があります。理想の目元にするには、ブラシ選びがキーとなります。
ワイヤーブラシ
ブラシ全体の素材がワイヤーでできているタイプ。もっともスタンダードで、まつげ全体にしっかりとマスカラ液を塗布することが可能です。
ゴムブラシ
ブラシ全体の素材がゴムでできているタイプ。まつげにぴったりと密着するため、軽くまつげにあてるだけで均一にマスカラ液を塗布することができます。
コーム
ブラシの部分が櫛状になっているので、まつげをとかしながらマスカラ液を塗布することが可能です。ダマを防ぎ、まつげ1本1本を簡単にセパレートできます。仕上げとして使うのもおすすめです。
コイル
コームタイプを一回り小さくしたような形状。まつげをセパレートしながら、短く細い毛もしっかりキャッチすることができます。
電動ブラシ
ダマなくマスカラ液を塗ることが可能で、使い手によって仕上がりを左右しないというのがポイントです。
マスカラ液による分類
マスカラ液には、「ウォータープルーフ」「フィルム」「ファイバー」があります。マスカラの性能を決める液のタイプは要チェックです。
ウォータープルーフ
マスカラ液自体に防水加工を施したもので、水や汗に強いことで人気です。汗を掻きやすい夏にはぴったりのタイプです。
フィルム
まつげ1本1本をコーティングするという特徴を持つのがこのフィルムタイプ。ダマになりにくいため、1本1本分かれた長いまつげにしたいなら最適です。
ファイバー
線維を混ぜ込んだマスカラ液で、簡単にボリュームアップできるのが特徴。線維がまつげに付着することで、一回り太いまつげにすることができます。
ダマにならないマスカラと塗り方のコツは?
ダマやパンダ目を解消する目的に合致したマスカラを選びましょう。そして、塗り方のコツを押さえることで、ダマやパンダ目を防ぐことができます。
きれいにマスカラを塗るための下準備
きれいにマスカラを塗るには、目的に合ったマスカラを選ぶことも重要ですが、その前に下準備が欠かせません。マスカラ選びが正しくても、下準備ができていなければ、その良さを十分に発揮できない可能性があるからです。まず、マスカラを塗る前の段階で、ビューラーを当てますよね。このビューラー選びも実は大切なポイントです。ビューラー選びにはさほどこだわらない、という方も多いかもしれませんが、メーカーによってカーブの角度は異なります。目の形は人それぞれ違うため、自分の目の形に合ったものを使うようにしましょう。ビューラーは、まつげが濡れている状態では十分にカールさせることが難しいため、メイク前のスキンケア後すぐに行うのではなく、時間に余裕をもって使うことをおすすめします。また、しっかりと根元から挟み、毛先に向かって3段階に分けてカールさせると自然に仕上がります。ホットビューラーを使うとカールしやすくなり、何度もビューラーを当てる必要がなくなるため便利です。マスカラを塗るとどうしてもカールが弱まる、まつげが下がるという場合は、マスカラ下地を使ってみましょう。マスカラ下地がカールを維持し、さらにまつげの土台を太くしてくれるため、ボリュームある印象に仕上がりやすくなります。
ダマを解消する方法
ダマを解消するには、「ロングタイプ×コーム×フィルム」の組み合わせを選ぶのがベスト。まつげを太くするタイプのマスカラを使うと、まつげとまつげの距離が近くなるため、ダマができやすくなってしまいます。ブラシ部分の間隔が狭いもので、しっかりとセパレートしてコーティングできるマスカラを選びましょう。もし外出先でダマになっているのに気づいたら、まずはまつげを丁寧にブラッシングします。このとき、無理にブラッシングするとまつげが切れてしまうので、どうしても取れないダマは、クレンジング剤を含ませた綿棒でダマを柔らかくし、ピンセットで取り除くようにしましょう。
パンダ目を解消する方法
パンダ目を解消するには、「カールタイプ×ゴムブラシ×ウォータープルーフ」の組み合わせが良いでしょう。なるべくまつげと根元との距離を離すことを意識して、しっかりとマスカラ液とまつげを密着させるようにします。これだけでもかなりパンダ目を防ぐことができます。そして、汗を掻きやすい夏場は必ずウォータープルーフを選ぶようにしましょう。化粧直しの時には、クレンジング剤を含ませた綿棒で目元をキレイにし、再度マスカラを使う前には、パンダ目になりやすい部分にアイシャドウやパウダーを塗布しておきます。パンダ目は、目の周りの水分や油分によって起こりやすいため、油分を含んだファンデーションやコンシーラを使うのは避けた方がベターです。
塗り方のコツ
ダマやパンダ目にならない塗り方のコツとして、もっとも押さえておきたいのがマスカラ液の量です。大きな目に見せたいからと、ついついたっぷりとマスカラ液を塗布してしまいがちですが、まつげが抱えきれないほどのマスカラ液を塗布してしまうと、ダマやパンダ目になりやすくなります。どうしてもたっぷり塗りたい場合は、一旦乾いてから重ね塗りするようにしましょう。また、事前にコーミングをしたり、まつげの根元からビューラーをあてることで、まつげ同士がくっついたり、下まぶたに触れにくくします。それによりダマやパンダ目を防ぐことができます。ホットビューラーを使うのもおすすめです。このように、ダマやパンダ目になりにくいマスカラを選び、塗り方を少し工夫するだけで、悩みは解消することができます。ぜひ、試してみてくださいね!
マスカラの映えるまつげを保つには?
ダマやパンダ目にならずに、理想通りのキレイな目元にするには、強くしっかりとしたまつげを育てることも重要です。弱く脆いまつげだと、マスカラの重みに耐えることができずにまつげが下がってしまい、目元付近を汚してしまいます。ここでは、健康的なまつげを保つ方法をチェックしましょう。
マスカラのオフの仕方
落ちにくいマスカラほど、当然ながらオフしにくいのが難点。最近ではお湯でオフできるマスカラも登場していますが、やはり完全にキレイに落としきるには難しいのが現実です。そのため、マスカラをオフするときには、ついゴシゴシ擦ってしまう人が多いようです。しかし、まつげを無理に擦ってしまうと、抜け毛や切れ毛となり、次第に本数が少なくなるため、いくらボリューム効果のあるマスカラを塗布しても理想通りのまつげにすることはできません。マスカラは、擦って落とす必要がないように、専用のアイリムーバーを使うのがおすすめです。コットンに含ませてまつげの上で数分放置すると、力を入れることなくスルリとマスカラを落とせます。
まつげのケア方法について
健康的なまつげを保つには、日頃からまつげに手をかけてあげましょう。美容に敏感な女性の間では必須のケアとなりました。まつげケアのために用意したいアイテムは、以下3点です。
アイシャンプー
洗顔料では落としきれない目元のフケや皮脂、アイメイクの残り、ダニなどをキレイに落とす専用洗浄剤。涙に近い塩分濃度・弱酸性で作られています。目元の汚れを除去してあげることで、脱毛を防ぎ、健康的なまつげが生えやすい環境を整えます。
美容液
保湿成分や天然植物成分をたっぷり配合したまつげのための美容液で、ハリのあるまつげへと導いてくれます。また、まつげにツヤを与えるため、スッピンのときでも目元がぼやけてしまうことはありません。
まつげ貧毛治療薬
緑内障治療用の目薬成分が持つ、まつげ成長作用を応用したもの。確実にまつげを濃く太くすることができ、早い人では使用1か月後から効果を実感することができます。医療機関での処方となること、自費となること、が少々難点ですが、まつげのボリュームでお悩みならぜひおすすめです。